2025年、SEIKOHは新たな企業使命と価値観を正式に発表し、世界的に有名な船舶エンジンブランドYANMARの技術パートナーとしての専門的立場を一層強化するとともに、長期的なサービス品質、技術革新、顧客からの信頼への揺るぎない姿勢を明確に示しました。

SEIKOHは長年にわたり、船舶用エンジンおよび発電機事業に注力し、アフターサービス、保守管理、技術研修などを含む包括的なサービスを提供してきました。今回の価値観アップデートは、急速に進化する産業技術と海事安全基準の高度化に積極的に対応するための取り組みです。

長期的な信頼を築く、4つのコアバリュー



 一、自分を愛してこそ、人を愛せる
安全と規律は、SEIKOHのすべてのサービスにおける第一の防衛線です。

船舶用エンジンや重機といった高温・高圧機器を扱う現場では、あらゆる作業に潜在的なリスクが伴います。SEIKOHは、真の専門性は技能からではなく、安全意識の醸成から始まると考えています。そのため、第一線の技術者からバックオフィススタッフに至るまで、全社員が標準化された安全作業手順を徹底し、どのような現場においても集中力と対応力を保てるよう努めています。

「自分を大切にする」とはリスクを恐れて逃げることではなく、リスクに長期的に向き合うための自己規律文化を築くこと。すべての技術者が安全に家に帰ることができてこそ、私たちは航行を守る責任を果たし続けることができるのです。

二、根本原因を追求するのはプロの美徳
修理とは、その場しのぎではなく、長期的信頼の構築です。

設備に異常が発生した際、部品の交換や簡単な調整だけでは表面的な問題しか解決できません。SEIKOHは「問題の背後にある真の問題」を重視し、体系的な点検手順、故障履歴の分析、複数データの比較により根本原因（root cause）を突き止め、再発防止を図ります。

当社の技術者は機械構造に精通しているだけでなく、論理的思考力と診断能力を持ち合わせ、現場に散在する些細な兆候の中から潜在的な危機を見抜くことができます。

三、学び続ける姿勢が、頼を築く
学びとは単なるスキルアップではなく、企業文化の核心です。

世界の海事技術が進化し続ける中、電子制御エンジン、遠隔監視システム、ハイブリッドや持続可能な燃料技術など、整備作業はもはや単純な機械操作にとどまりません。SEIKOHは「学ぶ力」を「技術力」と同等に重要な資産と捉えています。

当社は、メーカー認定の技術研修、国際的な経験共有、故障事例の実践演習などに多くのリソースを投入しています。技術者一人ひとりが新しい知識を積極的に学び、現場の観察結果を報告し、知識共有に参加することが奨励されており、チーム全体が互いに学び合う力を高めています。

継続的な学びこそが、新技術の理解、カスタマイズされた修理提案の提示、そしてお客様の船を安心してお預かりするための礎となるのです。

四、技術が信頼を語る
信頼とは、一つひとつのディテールに宿る専門性と誠実さから生まれます。

エンジンの健康状態をお客様自身が直接判断することはできません。だからこそ、SEIKOHは常に事実に基づき、透明性をもって、すべてのサービス記録と報告を提供しています。

定期メンテナンスから大規模修理まで、当社は完全な点検記録、故障評価レポート、修理提案を提供し、作業前には所要期間と費用を明確にご説明します。隠れたコストを排除するこの制度化されたトレーサブルな専門プロセスこそ、私たちの誠実さの証です。

技術とはスローガンではなく、検証可能な成果である――それがSEIKOHの信念です。

SEIKOHは、台湾におけるYANMARの独占代理店であると同時に、海洋、エネルギー、エンジニアリング分野において確かなブランド信頼を築いています。海上・陸上発電機から都市の機電システムに至るまで、当社は年中無休の迅速な修理対応と、コンサルティングおよび技術研修を通じて、安定的で予測可能な運用体制をお客様と共に構築しています。

今回の使命と価値観のアップデートは、単なる企業文化の再定義にとどまらず、SEIKOHが目指す「技術の卓越」と「産業からの信頼」への長期的なコミットメントを象徴しています。今後もSEIKOHは、技術を言語に、誠実さを標準に、すべての航行者と共に歩み続けます。